2007年10月1日~2008年3月29日にかけて放送されていた、NHK朝の連続テレビ小説『ちりとてちん』。朝ドラ初のスピンオフドラマが制作されるほど人気でしたが、なぜ再放送されないのでしょうか?今回は、ドラマ『ちりとてちん』が再放送できない理由について、調査しました。
ドラマ『ちりとてちん』はなぜ再放送できない?
2007年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」。ヒロインは貫地谷しほりさん演じる、ネガティブ思考の和田喜代美。福井から大阪に渡り、上方落語と出会って落語家を目指すという、笑あり涙あり、恋ありの人情ドラマです。落語家・桂あやめさんをモデルにしており、非常に人気が高く、2010年には再放送されています。しかしそれ以来、再放送されていないため、「再放送できない作品」とまで言われるようになりました。「ちりとてちん」が再放送されない理由は、いったい何なのでしょうか?
理由①キャストの不祥事
「ちりとてちん」が再放送されない理由で最も考えられているのが、キャストの不祥事です。「アホボン(和田友春)」役の友井雄亮さんが、元恋人へのDV報道で、芸能界を引退したことが原因なのでは?という声があがっています。元純烈の友井雄亮さんが演じていたのは、ヒロインのクラスメイトで人気者の和田清海の兄。典型的な金持ちのドラ息子で、ヒロインに初対面で暴言を吐くも、カバンで殴られたことをきっかけに一目惚れし、プロポーズまでするという重要な役でした。友井雄亮さんは2019年、元交際相手にDVをしていたとして、純烈を脱退し、芸能界も引退しました。NHKは不祥事に非常に厳しいため、「再放送しない」という判断になったのかもしれません。
理由②不適切なシーンがある
「ちりとてちん」には、「不適切なシーンがある」という声もあがっていました。子役のスカートが車のドアに挟まり、下着が丸見えになってしまうというシーン。昔は問題なかったかもしれませんが、子役の下着姿を地上波で放送するとなると、クレームがくるかもしれません。それを避けるため、再放送しにくいという声もあがっていました。
理由③関東地区での視聴率があまり高くなかったから
「ちりとてん」は平均視聴率17.1%、最視聴率18.8%と人気でしたが、関東地区ではあまり視聴率が高くなかったようです。大阪を舞台に落語家を目指すというストーリーからも、
関西地区で人気が高かったようですね。視聴率が高いドラマの方が、再放送される確率は高いでしょう。しかし「ちりとてん」は、熱狂的なファンが多く、DVDボックスの売り上げは過去最高となっています。また、NHKの朝ドラとして初となるスピンオフ作品が制作され、今でも根強いファンがいる作品です。
「ちりとてん」キャストのトークショーが放送されていた!
2023年11月には、福井県向けに「おかえりなさい!ちりとてちん~15周年大感謝祭in福井小浜~」が放送されています。さらに2024年4月には、全国放送もしていたようですね。ドラマの放送15周年を記念し、福井県小浜市で「おかえりなさい!ちりとてちんトークショー」が開催され、その様子が放送されています。ヒロインの貫地谷しほりさんや、兄弟子役の茂山宗彦さんが登壇し、当時の思い出話を懐かしそうに話していました。ドラマ自体は再放送されなくても、ファンにとっては嬉しい放送でしたね。
まとめ
今回は、ドラマ『ちりとてちん』が再放送できない理由について、紹介しました。「アホボン(和田友春)」役の友井雄亮さんの不祥事が考えられるようですが、ほかにも放送上の都合があるのかもしれませんね。根強いファンが多く、DVDボックスの売り上げも好調ということで、今後再放送されることがあるかもしれません!