【タイタニック】映画では、後尾手摺りに掴まってウイスキーを飲み続け、沈没後ボートまで泳ぎ着くパン焼き職人のおじさん。
傾くタイタニックを駆け上った時に、倒れたローズを「大丈夫ですか?」と助け起こしたあの人は実在の人物です。
パン焼きおじさんはお酒を飲んで酔っ払う前に、タイタニックの乗客を助けるために多くの行動をとっていました。
おじさんのタイタニックでの出来事を知ると、お話をスピンオフで観たい!という声があがっています。
[char no=”10″ char=”シルエット 人型”]タイタニック号沈没の時にパン焼き主任のおっちゃん(航海技術持ってた)が三等客室の人たちを助け出して自分はもうダメだーってカフェの食糧庫に籠もって死ぬほどウイスキー飲みまくった結果冷たい海でも死ぬことなく泳ぎ切って生還した話とかもスピンオフで見てみたい[/char]
このパン焼きおじさんのお話は非常に興味深いので調べてみました。
- パン焼きおじさんはどのような人なのでしょうか?
- ウイスキー飲みまくった結果なぜ助かったのか?
パン焼きおじさんはどのような人なのでしょうか?
パン焼きおじさんの名前はチャールズ・ジョン・ジョーキン
11歳の頃から海で働くようになり、タイタニック号のパン焼き主任として配属されます。
タイタニックが氷山に衝突後救命ボートの準備が開始されるとジョーキンは乗組員から志願者を募って小グループを作り、右舷ボートを担当していたマードックを手伝い自ら先頭に立って三等室をなんども往復し、女子供をボートに誘導し食料や物資を運びます。
またBデッキの遊歩道に降りて役50個のデッキチェアを浮遊装置となるように船外に投げました。
その後自分は生きのびることはできない覚悟を決め
死の苦痛を和らげるために食品庫に入り、ウイスキーを飲み続けます。
チャールズ・ジョン・ジョーキン(英語: Charles John Joughin [ˈdʒɔkɪn]、1878年8月3日 – 1956年12月9日)は、客船タイタニック号のパン焼き主任だった人物。同船の沈没事故で海に投げ出されるもウィスキーを大量に飲んでいたおかげで長時間泳ぐことができ、生還を果たした。 pic.twitter.com/k4I0WwUR1X
— さぶえ^ら^ (@nanae_xd) May 12, 2021
ジョーキンが最後の酒を飲んだ後に、傾いていた船体が水平に戻る。
驚いて食糧庫からでると、船体がへし折れパニックになった群衆から逃れるために船尾に逃れ
沈没ぎりぎりまで船上にとどまり、海に飛び込みます。
『ウイスキー飲みまくった』結果なぜ助かった?
ジョーキンの飲んだお酒の量はわかりませんが、相当な量を飲んでいたことは確かです。
海水温度はマイナス2度。
多くの人は低体温で意識を失い、死に至ります。
ジョーキンはその海水に使った状態で3時間過ごすし、救出されます。
お酒を飲むことで身体が火照る、感覚が鈍くなる
結果ジョーキンは低体温で意識不明にならなかったのでしょう。
極寒地でも強いお酒を飲んで寒さをしのぐことがありますが、死を覚悟したパン焼きおじさんがお酒の飲みすぎで生き残れたのは本当に偶然だと思います。
タイタニック号の沈没で多くの命が奪われましたが、生き残った・助かった人にもドラマがありますね。
映画【タイタニック】ではパン焼き主任のおじさんが出てくる場面もありますので、注目してみてください。
タイタニックの沈没する船上で最後まで演奏を続けた楽団員のお話はこちらです。
映画の中でもサロンメンバー演奏のシーンがあるので、讃美歌の意味もわかるとより感動します。