2000年に放送され、平均視聴率26.4％を記録したドラマ「やまとなでしこ」。今もなお再放送を求める声が多いドラマですが、現在は再放送出来ない状態だという噂もあります。
今回はやまとなでしこのドラマが再放送できないと言われる理由を調査しました。
やまとなでしこのドラマが再放送できない理由はなに？
ドラマが再放送できないと言われている時、その理由として真っ先に思い当たるのは出演者が後年に不祥事を起こしているパターンです。「やまとなでしこ 」のドラマ が再放送できない理由も、どうやらこのパターンのようですね。
やまとなでしこには押尾学さんがレギュラーキャラクターとして出演していました。押尾学さんが不祥事を起こしてしまったのですね。
押尾学は2009年に逮捕されている
2009年8月、六本木ヒルズの高層マンションの一室で愛人の銀座ホステスと共に合成麻薬MDMAを服用していた押尾学さん。ホステスは容態が急変、しかし押尾学さんは保身のため救急車を呼ばず、結局ホステスは命を落としてしまいました。
押尾学さんは保護責任者遺棄致死罪と麻薬取締法違反で逮捕されました。その後、証拠隠滅を図り、死人に罪をなすりつけようとするなどの悪質性が見られたとして、懲役2年6ヶ月の実刑判決を受けています。
2014年に出所も、芸能界には復帰せず
奇しくもやまとなでしこでも共演していた矢田亜希子さんと結婚していた押尾学さんですが、逮捕から4日後の2009年8月7日に離婚。
事件の裁判では、押尾学さんは判決が出るたびに即日上告、最高裁に上告を棄却されると上告棄却決定に対する異議申し立てを行うなど争う姿勢を見せていました。最終的に2012年3月20日に東京拘置所に収監、2014年12月に仮釈放となり出所しています。
押尾学さんは裁判時から芸能界はやめる旨を語っており、2024年現在も芸能界に復帰したという情報はありません。
やまとなでしこは2020年に再放送されていたが……
さて、再放送は厳しいと見られていたやまとなでしこですが、2020年に再放送が行われています。
2020年と言えばコロナウイルスが流行し始めた時期、当時の4月クールのドラマが放送延期を強いられていた時期であり、その穴埋め番組として「やまとなでしこ 20周年特別編」が放送されたのです。
2週間にわたって放送されたやまとなでしこの特別編の内容は、全11話を2週分に再編集、超解像リマスター版にしたというものでした。
やまとなでしこ 20周年特別編 – フジテレビ (fujitv.co.jp)
特別編が示した「押尾学」のタブー化
同特別編には押尾学さんの姿もあり、エンディングにも押尾学さんの名前がクレジットされていました。とはいえ、なるべく押尾学さんの出演シーンをカットするようには心がけて編集されていたようで、やはり押尾学さんが出演したドラマは基本再放送できない状況にあるようですね。
やまとなでしこは2008年までは8度も再放送されていたという情報もありました。にもかかわらず、押尾学さんの事件後は2020年の特別編まで一度も再放送されていない模様。11話フルでそのまま再放送された例は、2008年以降一度もないのですね。
やまとなでしこは配信も行われていない
やまとなでしこは各種配信サービスでも配信されていません。フジテレビが運営するビデオ・オン・デマンド「FOD」でもやまとなでしこは配信ラインナップに無く、人気ドラマにも関わらず現在の視聴ハードルは高いのですね。
不祥事から10年以上の時が経ったものの、押尾学さんの事件は死者も出ていることもあり、一際センシティブなのかもしれません。押尾学さんが芸能界に復帰していないことも影響しているのかもしれませんね。
最後に
今回はやまとなでしこのドラマが再放送できない理由について紹介しました。
特別編の際には「まさか20年の時を経てゴールデンで総集編が放送されるとは想像もしていませんでした」と語っていた松嶋菜々子さん。代表作がこのような形で封印状態になってしまうというのも悲しい話ですよね。
