2016年度上半期に放送された朝ドラ「とと姉ちゃん」。平均視聴率20%を超えるなど好評を博しましたが、現在は再放送できない状況だという噂があります。
今回は「とと姉ちゃん」が再放送できないと言われている理由について紹介します。
ととねえちゃん が再放送できない理由は?
「ととねえちゃん 」が再放送できない理由はどこにあるのでしょうか。ドラマなどの作品が再放送できないと言われているとき、大体出演者が後年に不祥事を起こしてしまったことを原因とするパターンが多いです。
「とと姉ちゃん」の出演者を見てみると、ピエール瀧さんが出演されていたのですね。これがネックとなっているのかもしれません。
ピエール瀧の不祥事は?
ピエール瀧さんは2019年3月12日、コカインを使用したとして厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に麻薬取締法違反容疑で逮捕されています。この時点でピエール瀧さんは「ストレス解消のために使った」と容疑を認めており、20代のころから大麻やコカインを使用していたと述べていましたよ。なんと約30年前から使用していたのですね!
4月に麻薬取締法違反の罪で起訴されると、所属事務所のソニー・ミュージックアーティスツとのマネジメント契約を解除され、最終的に懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を受けました。
逮捕についての各方面の対応
ピエール瀧さんの逮捕を受け、NHKは当時ピエール瀧さんが出演していた大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」でピエール瀧さんの出演シーンをカットし、代役を立てて過去の出演分の再撮影を行いました。
ピエール瀧さんが出演していた過去のドラマ、映画の地上波放送予定も全て中止となり、出演予定だったフジロックフェスティバルもキャンセルとなりました。
変わったところでは、ピエール瀧さんが出演していたゲーム「JUDGE EYES:死神の遺言」が既に発売していたものの、本件を受けて販売自粛。新たに代役を立てて差し替えたものを販売するという対応を取りました。
とと姉ちゃんは現在配信中
こういった対応を見ると、確かに当時はピエール瀧さんが出演していた「とと姉ちゃん」などの作品をテレビで放送することは難しかったように思えます。
一方で、現在は「とと姉ちゃん」はNHKオンデマンドで配信されています。ピエール瀧さんが過去に出演していた「軍師官兵衛」なども配信されていますよ。
また、ピエール瀧さんは現在芸能活動を再開中。復帰後はテレビドラマへの出演はないようですが、映画「福田村事件」「マリの話」、Netflix「サンクチュアリ‐聖域‐」「忍びの家 House of Ninjas」などに出演されています。
これらのことからピエール瀧さんの存在が今も再放送のネックになっているのかは微妙なところです。
とと姉ちゃんには他にも問題が?
「とと姉ちゃん」には他にもトラブルがあった模様。
同作は生活総合雑誌「暮しの手帖」および出版元の暮しの手帖社の創業者である大橋鎭子さんと花守安治さんの雑誌出版の軌跡をモチーフに制作されています。
ただ、本作に登場する人物や団体、商品などについてはあくまで「モチーフ」と表現、実在の「モデル」といった表現をすることを避けています。人物の経歴や関係、舞台地などは史実とは異なる点が多いのですね。
「暮しの手帖」元編集者から異議があった
プロデューサーの落合将さんは、特定の商品名や思想的なことを出せないという制約があった中でこういう表現になったことを明かしています。また「モチーフ」に留めることで史実から離れた創作部分の自由度を広げている旨も語っていますよ。
しかし、「暮しの手帖」の元編集者で、当初は本作の出版指導をしていた小林雅章さんから、大橋鎭子さんと花守安治さん、そして史実の雑誌との違いについて異議があったのです。
結果、小林雅章さんの要請で物語の途中から「これはフィクションです」のテロップが入ることに。こういった出来事も再放送に影響を及ぼしているのかもしれませんね。
最後に
今回は「とと姉ちゃん」が再放送できないとされる理由について紹介しました。
数多ある朝ドラの中で、再放送の枠というのは限られています。単にとと姉ちゃんの順番が来ていないだけ、という可能性もありますけどね。