2023年3月に、6年振りに開催される野球世界一決定戦「ワールドベースボールクラシック」。メジャーリーガーのダルビッシュ有投手が、なんと14年振りに日本代表のユニフォームに袖を通すこととなりました!
今回は、ダルビッシュ有投手のプロフィールや経歴について紹介します。
ダルビッシュ有のプロフィール
- 名前:ダルビッシュ有(ダルビッシュゆう)
- 生年月日:1986年8月16日
- 年齢:36歳(2023年1月現在)
- 出身地:大阪府羽曳野市
- 出身校:東北高等学校
イラン人の父と日本人の母を持つダルビッシュ有投手。3人兄弟の長男として生まれ、子供の頃には野球の他にアイスホッケーも行っていました。
小学二年生の時に「羽曳野ブラックイーグルス」で野球を始め、中学三年生の時に「全羽曳野ボーイズ」のエースとしてチームを全国ベスト8に導きました。三年夏の時には、球速は144キロ出ていたそうですよ。
高校時代は4度の甲子園出場
50校を超える高校からスカウトを受け、宮城県の東北高等学校に進学したダルビッシュ投手。一年秋の頃からエースとして背番号1を背負い、二年春夏、三年春夏と4大会連続でチームを甲子園に導きました。
二年夏の大会では準優勝、三年春の大会では1回戦で熊本工相手にノーヒットノーランを記録しています。
2004年のドラフト会議では「松坂大輔投手以来の怪物」などと評され、注目度の非常に高い投手でした。複数球団が獲得の意志を示していましたが、最終的に北海道日本ハムファイターズが単独1位指名でダルビッシュ有選手を獲得しましたよ。
ダルビッシュ有のNPBでの経歴
2005年 プロ入り一年目で14先発し5勝を挙げる
右膝関節炎の影響でプロ入り一年目のシーズンをリハビリテーション中に迎えたダルビッシュ有投手。しかし、高卒ルーキーながら6月という早い時期に一軍昇格を果たし、6月15日に初登板初先発初勝利を記録しました。その後、先発ローテーションに定着していますよ。
2005年のダルビッシュ投手の成績は、14登板14先発で5勝5敗防御率3.53と、高卒ルーキーとしては上々のものでした。2度の完投、うち1完封も記録しています。
2006年~2011年 圧巻の投球を続ける
プロ入り二年目以降、ダルビッシュ投手は毎年25試合前後の試合に登板。日本ハム最終年となった2011年まで6年連続で二桁勝利を記録しました。
2006年は防御率2.89、12勝5敗、3完投2完封で北海道移転初のチーム優勝や44年振りの日本一に貢献しました。
2007年以降は、より圧倒的な成績を残します。5年連続の防御率1点台、うち4年間で15勝以上(2010年も12勝)、うち4年間で10完投以上(2009年も8完投)、うち4年間で200奪三振以上(2009年も167奪三振)とリーグトップクラスの数字を安定して記録しました。
獲得タイトル
2007年にNPB投手最高栄誉となる沢村栄治賞を受賞。リーグMVPと投手ベストナインには、2007年と2009年の二度輝いています。最優秀防御率は、2009年と2010年の二年連続受賞、最多奪三振は、2007年と2010年、2011年と三度も受賞していますよ。最高勝率にも2009年に一度輝いています。
ダルビッシュ有のMLBでの経歴
2012年~メジャー挑戦!レンジャーズでプレー
2011年のオフに「ポスティングシステム」を行使したダルビッシュ投手。史上最高額となる5170万3411ドル(約38億7800万円)でテキサスレンジャーズが交渉権を得て、6年総額約6000万ドルで契約しました。
移籍初年度から日本人投手のメジャー初年度では最高の16勝を挙げる活躍、登板こそなかったもののオールスターゲームにも選出されました。
2013年は勝ち星こそ13勝と減らしたものの、シーズン防御率は前年の3.90から1点以上減らす2.83を記録、日本人史上二人目の最多奪三振のタイトルや、200イニング以上の投球も達成しましたよ。
2014年にはオールスターゲームで初登板を果たしましたが、一方で故障もあって2015年は全休するなど、思うように活躍できない時期も過ごしました。
2017年 シーズン途中でドジャースへ移籍
2017年のシーズン途中にトレードでロサンゼルス・ドジャースに移籍したダルビッシュ投手。移籍後は、9先発で4勝3敗の成績を残し、同年のレンジャーズでの6勝と併せて自身三年振りの二桁勝利を達成しました。ドジャースはリーグ優勝、ワールドシリーズ進出を果たし、ダルビッシュ投手も登板しましたよ。
2018年~カブスでプレー
2018年にFAでシカゴ・カブスと6年1億2600万ドルの契約を結んだダルビッシュ投手。移籍初年度は故障もあって結果を残せませんでしたが、2019年には31試合で先発として登板しました。
コロナウイルスの流行により60試合制で始まった2020年のシーズンは、12試合に登板して8勝を挙げ、防御率2.01の好成績、日本人史上初の最多勝のタイトルを獲得しました。
2021年~パドレスでプレー
2020年のオフにトレードでサンディエゴ・パドレスに移籍したダルビッシュ投手。移籍一年目から開幕投手を務め、2021年、2022年共30試合で先発しました。特に、2022年シーズンは16勝8敗と、一人で貯金を8つ作る活躍を見せましたよ。
最後に
今回は、ダルビッシュ有投手のプロフィールや経歴について紹介しました。2008年の北京オリンピックや2009年のWBCでも活躍したダルビッシュ有選手。今回のWBCでの活躍にも期待がかかります!