ドイツやスペインといった強豪国を倒し、日本でも熱狂的な盛り上がりを見せたサッカーワールドカップ。そのワールドカップで、日本代表をけん引する活躍を見せたのが遠藤航選手です。
今回は、そんな田中碧選手の幼少期からの生い立ちや経歴・移籍情報について調べてみました。
遠藤航(えんどう わたる)選手の生い立ちや経歴
- 生年月日:1993年2月9日
- 年齢:29歳
- 出身地:神奈川県横浜市
- 身長:178cm
- 体重:76kg
- 血液型:O型
- 所属:VfBシュトゥットガルト
- ポジション:DF/MF
- 利き足:右足
- 背番号:3
遠藤選手がサッカーを始めたのは、小学校1年生の時でした。横浜F・マリノスのファンであった遠藤選手は、小学校5・6年生時にマリノスプライマリーを受験するも落選。中学校進学前にも、マリノスジュニアユースを受験しましたが落選してしまいます。そんな中、遠藤選手は所属していたチームのコーチの勧めもあり、横浜市立南戸塚中学校でサッカーを続けることにしました。
遠藤航(えんどう わたる)選手の経歴
横浜市立南戸塚中学校時代
中学校時代の戦績としては、県大会ベスト8が最高で、個人としても横浜市のトレセンに呼ばれる程度でした。しかし、中学2年生時に湘南ベルマーレユースの練習に参加したのをきっかけに3年生時には同ユースからオファーを受けました。
湘南ベルマーレユース時代
中学卒業後は、神奈川県立金井高等学校に進学。同時に、湘南ベルマーレユースにも入団しました。第64回国民体育大会では神奈川県少年選抜のキャプテンとしてチームの優勝に貢献しました。
湘南ベルマーレ時代
2011年から湘南ベルマーレのトップチームに昇格しました。2012年には19歳でチームでキャプテンを任され、ポジションとしてはディフェンダーながら7得点を挙げるなど活躍を見せました。また、この年のチームJ1昇格に大きく貢献しました。
2014年のシーズンオフには浦和レッズからオファーがありましたが、遠藤選手はこのオファーを断っています。
浦和レッズ時代
2015年12月に浦和レッズに完全移籍することが発表されると、2016年2月のAFCチャンピオンズリーグのシドニーFC戦でデビュー。その後、2017年4月に移籍後リーグ初得点も決めました。
シント=トロイデン時代
2018年7月にシント=トロイデンへ完全移籍。その翌月には、移籍後初得点を決めて活躍を見せました。
VfBシュトゥットガルト時代
2019年8月にVfBシュトゥットガルトへの期限付きで移籍。翌2020年4月には完全移籍になることが発表されました。5月にはリーグ戦初ゴールを決めるなど、多くの試合で先発出場を果たしてチームの1部リーグ昇格に貢献しました。その後、10月のシャルケ戦ではマン・オブ・ザ・マッチに選出されるなど継続的な活躍を見せました。
チームの中心選手となった遠藤選手は、2021-2022シーズンのキャプテンに就任。また2年連続となるリーグ最多デュエルを記録しました。
遠藤航(えんどう わたる)選手の日本代表での活躍
2010年、遠藤選手は飛び級でU-19日本代表に選出され、センターバックとして起用されました。2012年には、再びU-19日本代表に選出されるもイラク代表に敗戦を喫し、U-20ワールドカップへの出場を逃してしまいました。
2015年にEAFF東アジアカップに出場する日本代表に初めて選出され、北朝鮮戦で代表初出場を果たしました。翌年のリオデジャネイロオリンピックのメンバーにも選ばれ、3試合に出場。しかし、グループリーグ突破に導くことはできませんでした。
2018年にはロシアワールドカップのメンバーに選ばれ、遠藤選手自身初のワールドカップメンバー入りを果たし、初めてのワールドカップを経験しました。
先日のカタールワールドカップでは、日本代表の中核として全試合に出場。チームのベスト16進出に大きく貢献しました。
遠藤航(えんどう わたる)選手のプレースタイル
遠藤選手のプレースタイルは、デュエルの強さを生かした守備が特徴的です。実際に2シーズン連続でブンデスリーガのデュエル勝利数ナンバーワンを記録しています。
最後に
ここまで見てきたように、ジュニアユースに落選してしまったりと順風満帆なサッカー人生ではなかったように見える遠藤選手。しかし、中学・高校と着実に実力を伸ばし、湘南ベルマーレでも移籍先のシュトゥットガルトでもチームの中心選手として活躍しました。
先日のワールドカップでの活躍もあり、ビッグクラブへの移籍もささやかれている遠藤選手が今後どのような道を選んでいくのか楽しみですね!