スパイが主人公で、超能力者の娘と殺し屋の母との、問題だらけのごく普通(?)な暮らしを描いた漫画をご存じでしょうか。
そう、『SPY×FAMILY』です。
2019年3月25日から、集英社『ジャンプ+』にて連載が開始され、2021年4月現在6巻まで発売されています。
「このマンガがすごい!2020 オトコ編」第1位、「マンガ大賞2020」第2位を受賞したこの作品、すでにご存じの方も多いかもしれません。
こちらの記事では、その人気の秘密に迫ってみたいと思います。
まだ読んだことがないという方は、必見です。
とあるスパイの育児ミッション①#SPY_FAMILY#スパイファミリー pic.twitter.com/DXqReMGc8H
— 遠藤達哉(公式) (@_tatsuyaendo_) July 4, 2019
スパイ、超能力者、殺し屋!ワクワクするあらすじ
オススメされてスパイファミリー4巻まで読んだけどあまりにも面白すぎた… pic.twitter.com/qLAbYhfJg0
— なし(絵毎日投稿中) (@Sakanassy66) March 10, 2021
舞台は、東西に分裂し、「情報」という武器をめぐって冷戦を繰り広げる、とある架空の国。
西国(ウェスタリス)に所属するスパイ、コードネーム〈黄昏(たそがれ)〉に、とある任務が舞い込みます。
それは、一児の父として敵である東国(オスタニア)へ潜入し、子供を名門・イーデン校へ入学させ、同じく息子をイーデン校に通わせている東国のとある危険人物に接触すること。
スタイリッシュでクールなイメージのスパイが、パパとして6歳くらいの子供を教育し、名門校に通わせなければならない――どうでしょう、この時点で「ちょっと面白いんじゃないか?」と思えてきませんか?
ですが、この漫画の本当に面白いところはここからなのです。
〈黄昏〉が子供を見つけるべく訪れた孤児院で出会ったのは、アーニャという4、5歳くらいの可愛い女の子でした。
実はこの子、「超能力者」で、人の心が読めるのです。
スパイであることを隠す父と、それを知りながら超能力者であることを隠すため、知らないふりをする娘。
そして、二人が迎え入れた母親・ヨルは、表向きは役所勤めのOL、裏の顔は……なんと殺し屋!
それぞれが自分の正体を隠しながら、育児に学校に家事に、そして「裏の仕事」に大忙し。
そんな奇妙な共同生活が始まる――もう、これだけで読んでみたくなりませんか?
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どんな人でも楽しめる、『SPY×FAMILY』のここが面白い!
オススメしてもらった漫画①
「スパイファミリー」
任務のために妻子を作ることになった凄腕スパイと殺し屋の嫁(仮)、エスパーの娘(仮)の王道アクションコメディ。カッコイイし可愛いし時にロマンチックな娯楽作品で年齢問わず楽しめそう pic.twitter.com/8SgSzUCqbt— わたり (@watarikov) April 12, 2020
ポイント1:変装したり、爆発も!?たっぷり楽しめるスパイアクション
変装トバリさんえっっっっ
[31話]SPY×FAMILY – 遠藤達哉 | 少年ジャンプ+ https://t.co/prOP9UKj6c— ぐんぐにる (@Gungnir3228) August 9, 2020
時には敵に変装しアジトへ忍び込み、時には銃弾が飛び交う敵の包囲網の中を駆け抜けたり。
『SPY×FAMILY』には、誰しもが子供の頃、映画で観て憧れたスパイの姿そのものがたくさん登場します。
優秀なスパイである主人公が素早く任務をこなしていく姿は、これはこれで、見ていて気持ちが良いです。
でも、父親を演じるようになってからは、妻役のヨル、娘役のアーニャたちそれぞれの思惑が重なって、何かとハプニングが続出。
ストレスで胃を痛めながらも、それでも家族の協力を得て、敵を倒し問題を解決していく姿は、ドキドキして本当に面白いのです。
また、冷戦という重いテーマを扱っているからこそ、楽しいアクションから、平和の大切さをも教えてくれます。
ポイント2:たくさん笑って、そして心温まるアットホーム・コメディ
ジャンプ作品といえば、今を時めく『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『チェンソーマン』などなど、ハラハラドキドキ、手に汗握るバトル漫画が王道です。
もちろんこれはこれで、日常では味わえないスリルや感動を届けてくれるし、個人的にはこういう物語も大好きです。
ですが……少しばかり、「血生臭いなあ、ちょっと癒しが欲しいなあ」なんて思った時。
『SPY×FAMILY』を手に取ることをお勧めします。
こちらの漫画は、もちろんアクションも楽しいですが、赤の他人同士が集まり、少しずつ本物の家族になっていく過程で、ほっこりするシーンもたくさん描かれているのです。
それに、登場人物たちはみんなどこか抜けていてちっとも「普通」ではなく、「ごく普通の平凡な家族」を演じるべく振り回される主人公の姿が、何だか見ていてクスリと笑える、コメディ漫画でもあります。
学校で、仕事で疲れた時、『SPY×FAMILY』はあなたに優しい笑いを届けてくれるでしょう。
普段バトル漫画を読まないという方にも、この漫画は自信を持っておすすめできるのです。
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ポイント3:小さなヒロイン、アーニャが可愛すぎる!
本日ジャンプ+にて連載『SPY×FAMILY』始まりました。
楽しんで頂ければ幸いです。よろしくお願いします。(遠藤) pic.twitter.com/WxZZishcZ9— 遠藤達哉(公式) (@_tatsuyaendo_) March 24, 2019
この子を見るためだけにこの漫画を読んでみて欲しい、それくらいアーニャは可愛いのです!
登場人物のほとんどは嘘をついているのですが、アーニャは心が読めるため、この子だけはすべてを知っています。
ですが、アーニャとしては、スパイである父と殺し屋の母との暮らしは、「わくわくする」からこのまま続けたい。
だからこそ、家族のために秘密がばれないよう奔走するのですが、どこか空回りしてしまって、そこから生まれるギャグには笑ってしまいます。
そして、自分の能力が初めて誰かの役に立ったと分かった時のアーニャは本当に嬉しそうで、愛着がわいてしまうのです。
思わず手助けしてあげたくなる、そんなアーニャの可愛さにも注目です。
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まとめ
漫画『SPY×FAMILY』について紹介させていただきました。
今回お伝えした魅力は、実はまだストーリーの序盤も序盤の内容だったりします。
まだまだお伝えしたいことはたくさんありますが、これ以上書くとネタバレになってしまうので、この辺で失礼したいと思います。
ここから、また個性的な秘密を持った登場人物たちが次々登場して、どんどん面白くなっていきますよ!
かわいいヨルについて紹介している記事はこちらです。
6巻までと比較的集めやすい巻数で、また連載されているのが『ジャンプ+』という電子媒体なので、スマホで気軽に読むことができます。
あまり外に出られない今、家での楽しみの一つとして、いかがでしょうか。[ad7]