『映画マスカレードナイト』はつまらない?密告者・犯人は誰?タンゴがヒントのネタバレあり!

『映画マスカレードナイト』を観てきました!

前作「マスカレードホテル』の木村拓哉さんと長澤まさみさんの掛け合いが面白い前作を観ていたので、『映画マスカレードナイト』も楽しみにしていました。

  • 映画マスカレードナイト』感想はつまらない?面白い?
  • 密告者はだれ?動機は何?
  • 犯人は誰?動機は何?

など気になりますね。

なおこの記事には『映画マスカレードナイト』のネタバレが含まれます。

ネタバレを知りたくない方は読まないで下さい。

しかし、『映画マスカレードナイト』はストーリーが複雑です。

 

[char no=”7″ char=”柴犬・解決”]あえてネタバレを知ってから、その伏線を探しながら映画を観るのも面白いと思います。[/char]

 

『映画マスカレードナイト』感想はつまらない?面白い?見どころは?

『映画マスカレードナイト』を観た感想はおもしろかった、つまらなかったのどちらの意見も出るだろうと思います。

それは謎解きとしてのストーリーが弱く

犯人に繋がる伏線の要素がでてこないからです!

だから犯人は最後までわかりません

[char no=”5″ char=”わんこ・疑問”]それっていくらなんでも、ミステリーとして正直どうなのかな?と思います。[/char]

筋書きもかなりわかりにくい!

みんな怪しいし、登場人物が多くてストーリーを理解する前に場面が替わってしまう!

 

最後に犯人がわかっても、殺人にいたる犯行動機が弱く理解できない!

しかも犯人と被害者の付き合いについては、映画ではスルーされています。

 

ですが『映画マスカレードナイト』はミステリー映画として犯人捜しのカタチをとっていますが、この映画の見どころは刑事・新田(木村拓哉)とホテルコンシェルジュ・山岸尚美(長澤まさみ)のバディとしての掛け合いです。

ホテルコンシェルジュの山岸尚美(長澤まさみ)の「お客様の要求には絶対に無理と言わない」を信条に、なんとか知恵を出しこなしていく様子。

刑事・新田(木村拓哉)とホテルコンシェルジュ・山岸尚美(長澤まさみ)のお互いの信条を理解し、補い合う姿がテンポよく進み。

素敵なクラッシックホテルのゴージャスな仮面パーティの様子やおなじみの俳優陣の演技が面白いのです。

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アルゼンチンタンゴがヒント?

『映画マスカレードナイト』の冒頭、ウェーブヘアでセクシーな新田(木村拓哉)と中村アンさんがアルゼンチンタンゴを踊っています。

「今年の年末、僕は一人で過ごします」となにやら二人はいい感じ。

しかし殺人事件の犯人が、ホテルコルテシアの年末カウントダウンパーティに現れるという密告を受け、刑事新田と警察はホテルスタッフに変装し潜入捜査が始まります。

この冒頭のダンスが社交ダンスのタンゴではなく「アルゼンチンタンゴ」というところがヒントです。

[char no=”5″ char=”わんこ・疑問”]なぜアルゼンチンタンゴ?[/char] [ad5]

怪しいおんな・仲根 緑とは?

ホテルコルテシアに仲根緑(麻生久美子)という髪が長くて美しい女性がチェックイン。

受付業務で新田は緑のクレジットカード名が「マキムラミドリ」とあり、チェックインの名前が偽名なので疑いをもちます。

緑はふたり分のスペシャルディナーを頼んだり、特別にケーキを頼んだりと夫との記念日であることを強調しますが夫の姿は誰も見ていません。

[char no=”5″ char=”わんこ・疑問”]ひとりなのに夫と来ているフリをする?かなり怪しい謎の美女。[/char]

緑の正体は

緑は亡き恋人とカウントダウンパーティに来て結婚式をあげる予定だったが、恋人は亡くなってしまった。

そこで故人を偲んでホテルに来て、『あたかもホテルで一緒に過ごしているかのようにして思い出に浸る』というものでした。

偽装していたのではなく、故人を偲んで気持ちの整理のためのの行動だったと【ホテルのチャペル】で新田と尚美に告白。

ホテルのチャペル】はカウントダウンパーティの喧騒とは違い静かな空間で、緑の哀しみがひたひたと伝わってきます。

その後緑はホテルを背に向けます。

[char no=”7″ char=”柴犬・解決”]緑はごちそう食べないの?チェックアウトした?

怪しい人物じゃないんだね。[/char] [ad5]

曽根夫婦と貝塚由里の関係は?

曽根正明(勝村政信)は普段は昼利用の常連客。

カウントダウンパーティには妻と子供と一緒に宿泊にきます。

妻・万智子(木村佳乃)はホテルコルテシアは初めてのよう。

不倫で利用するホテルに妻子を連れて?

妻にねだられての宿泊?

 

そこに不倫相手で妻の友人の貝塚由里(高岡早紀)と鉢合わせ。

妻は夫の不倫相手が友人の早紀とは知らないようで笑顔でいるが、夫は居心地が悪くフェードアウト。

しかし万智子は夫の行方を捜している様子もなく、宿泊を続けるらしい。

  • なぜ万智子はだんなが急にいなくなったのに探さない?
  • 気にもとめていないよう?なにか魂胆があるのでは?
[char no=”7″ char=”柴犬・解決”]万智子(木村佳乃)の無表情の顔がこわい![/char]

 

ゴルフのキャディーバッグを持つ宿泊客・浦部とは?ネタバレ

ホテルの年末にゴルフのキャディーバックを持ち、おどおどしている浦部(博多華丸)

キャディーバッグや自分の荷物を、ホテルスタッフに触らせない様子も不自然。

ホテルに宅配便で謎の重い段ボール箱が浦部あてに届く。

浦部の正体は

浦部は春奈の死後、ペットサロンの防犯カメラに店の前で店内を観ている様子がみつかる。

後に殺された春菜とペットサロンの客とスタッフとして知り合い、不倫関係だったことが判明。

浦部は殺された春菜の住所を知らない。

「家が散らかっているからと家を教えてもらえなかった」と証言。

 

近所の防犯カメラにも浦部の姿はなく、浦部は春奈殺害犯人ではないと判断される。

警察は「家に浦部を呼ばないのは他に付き合っている人の痕跡があるからでは?」

もう一人の付き合っている人物が、春菜殺害の犯人と推測。

 

浦部の口から春奈は「モリサワ ヒカル」という人物と携帯で頻繁にやりとりしていたと証言される。

春奈殺害は「モリサワ ヒカル」?

浦部の役割
  • 浦部(博多華丸)がホテルコルテシアに来たのは『犯人に不倫を脅され』
  • 『密告者が脅している犯人とのお金の引き渡し役の代理』に使われているのではないか?

浦部は警察側の監視強化対象となり徹底的に監視される。

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謎の男・日下部は何者?ネタバレ

ホテルコルテシアには、コンシェルジュに無理難題を押し付けるお客様がいます。

それが日下部(沢村一樹)

「女性にプロポーズをしたいのでバラの花で道を用意しろ!」

フラれた翌日には「一目惚れした仲根緑とふたりきりで話がしたい!セッティングしろ!」など。横暴な要求を重ねてきます。

[char no=”7″ char=”柴犬・解決”]尚美が日下部の難題をクリアするところが面白く、見どころですよ。[/char]

日下部の正体は

日下部の正体はホテルコルテシアの北米人事部長

尚美に難問をだして、どのように解決するかをテストしていたのです。

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密告者はだれ?ネタバレあり

いよいよ密告者は誰なのか?ネタバレです。

「人が死んでいるかもしれない」との密告から「ホテルコルテシアの仮装カウントダウンパーティにその殺人犯が来る」とう匿名の通報が来ます。

『なぜ殺人犯がカウントダウンパーティに来るのか?』

警察の考えでは『殺人犯は密告者にゆすられて、お金を渡しにパーティーを利用する』と予測。

警察は密告者と殺人犯を躍起になって探します。

 

[char no=”7″ char=”柴犬・解決”]密告者は曽根万智子(木村佳乃)[/char]

息子が超望遠レンズで覗きをして「ベッドに横たわった女性が動かない」という相談を受け、警察に匿名の通報をしたことが判明します。

犯人からお金をゆすり取り、あとは警察につかまえさせようとのたくらみでした。

[char no=”5″ char=”わんこ・疑問”]どうやって犯人の素性を調べたんだろ

しかも、いきなり殺人犯をゆするって発想がクレイジー[/char]

密告者・曽根万智子の本当魂胆(ネタバレ)

密告者・曾根万智子(木村佳乃)と友人貝塚由里(高岡早紀)は「春奈が死んでいるかも」の密告の後、真犯人を知り『犯人からお金をまきあげよう』とたくらみます。

しかし万智子は夫と貝塚由里(高岡早紀)の不倫関係を知り、怒りに震えます。

その後犯人から万智子に着信があり「由里を殺害するので、自分が犯人であることを黙っていろ」と契約を持ちかけられ、喜んでその話にのります。

由里は春奈殺害犯から金を受け取りに行くつもりが、春奈殺害犯に殺されに行くのです。

[char no=”7″ char=”柴犬・解決”]木村佳乃さんの狂気を演じる怪演が相変わらず怖い!

不自然な設定もなぜか納得してしまう[/char]

 

マスカレードナイトが始まる

12月31日の午後11時からパーティーが始まります。

400人以上の参加者は仮面・仮装で素顔はわかりません。

浦部は電話で指示を受けたようで、キャディーバッグを婚礼衣装部屋に移動させます。

キャディーバッグを担いでうろうろって、不自然すぎて目立ちすぎ。

設定がわかりやすく怪しい。

警察は浦部を監視

 

新田は何か違和感を感じます「・・・俺たちは犯人に操られているのでは?」

新田の読み通り浦部は警察の目を引き付ける囮でした。

 

尚美は万智子と一緒にいたロリータ服の由里?を探しているうちにチャペルに来て、犯人に気絶させられロリータ服の女性と一緒に電気コードのタイマーをセットされます。

犯人はだれ?冒頭のアルゼンチンタンゴと繋がる

カウントダウンパーティが始まりアルゼンチンタンゴの演奏で踊りだす人々。

バンドネオンの切なく美しい音楽がながれます。

[char no=”5″ char=”わんこ・疑問”]一般的にはほとんど踊れる人がいないアルゼンチンタンゴではなく、カウントダウンパーティならソシアルダンスのワルツだろ?[/char]

新田は会場内を探して一人の人物を踊りに誘います

アルゼンチンタンゴは男同士でも踊れるんですよ」と

[char no=”5″ char=”わんこ・疑問”]男同士?その仮装の人物はぜんぜん男性にはみえませんが?[/char]

 

ファントムの仮装と仮面の人物と新田は見事なアルゼンチンタンゴを踊ります。

「仮面をかぶっていてもこの美しい目でわかります」と仮面を取るとそこにいたのは仲根 緑。

いきなり緑が新田に勝利宣言!

[char no=”5″ char=”わんこ・疑問”](ちょ、まてよ!)いつの間に新田は緑が犯人だとわかった?[/char]

緑の勝利宣言を聞いて、被害者のいる場所を考える新田。「チャペルだ!」

急いでチャペルに到着すると横たわる尚美とロリータ服の女性の姿が

「遅かった」

 

尚美の時計のなぞ

チャペルに到着し、横たわる二人を茫然とみている新田達

[char no=”5″ char=”わんこ・疑問”]なんですぐに死んでいるかどうか確かめない?

救急車を呼べ![/char]

新田はタイマーがまだ12:00になっていないことに気づき急いでコードを引き抜く。

  • 尚美の時計は壊れていて、時間が遅れる。
  • おばあさんの形見なので、つけているだけのアクセサリーだった。
  • 時計には頼らない!がコルテシアホテルマンの気構え
[char no=”5″ char=”わんこ・疑問”]時間に遅れないために時計を進めることはあっても、時間を遅らせるのはおかしくない?[/char]

不自然な犯行動機と被害者とのなれそめの謎

登場人物のあらすじ・関係性がわかりにくいです。

原作のあらすじを読んでからの映画鑑賞でも、理解できないところはこちらです。

  • なぜ新田はいつ仲根 緑が犯人だとわかった?
  • なぜ仲根 緑は警察を憎んでいたとしても、ここで勝利宣言しちゃう?
  • 犯人の仲根 緑は心も身体も女性だが、戸籍上は男性という設定はありえない!
  • 被害者と仲根 緑はどのように出会い、どのようにつきあっていたのか?(完全スルー)
  • なぜ仲根 緑は付き合う女性にロリータ服を着せるのか?

原作でもかなりわかりにくい、こじつけ感を感じる部分でした。

東野圭吾さんの小説はちょっと不思議な設定がカギになっているのですが、さすがにこの作品は唐突すぎでは?

『映画マスカレードナイト』はミステリーで謎解きと思うと消化不良ですが、新田刑事の木村拓哉さんとコンシェルジュの長澤まさみさんの掛け合いが見どころです。

クラシカルな雰囲気の素敵なホテルの雰囲気と、ホテルを舞台にした群像劇の面白さで十分見ごたえがありますよ。

[char no=”7″ char=”柴犬・解決”]あらすじ・ネタバレを知っていても『映画マスカレードナイト』は面白い作品です。キムタクの新田刑事・ホテルマンの長澤まさみさんのマスカレードシリーズは今後も続くことに期待します![/char]