2022年カタールワールドカップのドイツ戦やスペイン戦で途中出場し活躍、クロアチア戦では120分を戦い抜いた冨安健洋選手。現在はプレミアリーグのアーセナルFCに所属しています。
今回は冨安健洋選手のプロフィールや経歴を紹介しますよ。
冨安健洋のプロフィール
- 名前:冨安健洋(とみやすたけひろ)
- 生年月日:1998年11月5日
- 年齢:24歳(2023年1月現在)
- 出身地:福岡県福岡市
冨安健洋の経歴
小学三年生でサッカーを始める
冨安健洋選手がサッカーを始めたのは小学三年生の時でした。少年サッカーチーム「三筑キッカーズ」に入ったのがサッカーを始めるきっかけなのですが、なんでも同チームの総監督が走っている冨安健洋選手の姿を目撃し、冨安健洋選手がチームに入ってくれるように動いた結果、チームに入ることになったのだとか。監督がチームに欲するほど、冨安健洋選手の走るスピードは速かったそうですよ。
11歳の時、2009年に開校したバルセロナスクール福岡校のコーチに勧められ同スクールに入会した冨安健洋選手。小学6年生の時にはナショナルトレセンに選出され、FCバルセロナに推薦する話が出るほどの実力を当時から持っていました。とはいえ、小学生をスペインに連れていくのは難しいということで、この話は立ち消えになってしまったようです。
中学生でアビスパ福岡に
中学生からアビスパ福岡の下部組織に入団した冨安健洋選手。ジュニアユース時代にはなんと3学年ともキャプテンを務めていたのだとか。
中学三年生の時には、飛び級でアビスパ福岡のトップチームの練習に参加するようになっていたようで、高校二年生でアビスパ福岡に二種登録され、天皇杯で公式戦デビューまで果たしてしまいましたよ。
高校三年生でトップチーム昇格
2016年、高校三年生の時にアビスパ福岡のトップチームに昇格した冨安健洋選手。高校卒業を待つことなく、正式にプロのJリーガーとなったのですね。
ボランチとしてプロデビューを果たした冨安健洋選手は、その後もディフェンスラインのレギュラーに定着、2017年3月にはプロ入り初得点も記録しましたよ。
2018年、シント=トロイデンVVに移籍
海外志向を強く持っていた冨安健洋選手は、2018年にベルギー1部のシント=トロイデンVVに移籍しました。移籍金は億単位になったそうです。トロイデンでは2018年5月13日に初出場を果たしていますよ。
2018ー19シーズンには、7月18日の開幕戦でフル出場しリーグ戦初出場、11月25日の試合で移籍後初得点を決め、リーグ戦終了後にはクラブのサポーター団体が選出したシーズン最優秀選手に選ばれています。
2019年、ボローニャFCに移籍
トロイデンで活躍した翌シーズンにイタリアのプロサッカーリーグ「セリエA」のボローニャFCへの移籍金12億円で完全移籍、8月18日に公式戦デビューを果たしました。
ガゼッタ紙が選ぶ「新生ベスト5」への選出や、英紙「トーク・スポーツ」が発表した「今季のヨーロッパのワンダーキッド トップ20」の10位に選ばれるなど、移籍早々鮮烈な活躍をして見せた冨安健洋選手。2シーズンにわたって「ボローニャになくてはならない選手」として活躍しました。
2021年、アーセナルFCに移籍
2021-2022シーズンはイングランドのプロサッカーリーグ「プレミアリーグ」のアーセナルFCでプレーしました。移籍金25.5億円とされています。加入初月から活躍し、2021年9月のチーム月間最優秀選手に選出されていますよ。
しかし本シーズンは新型コロナの陽性反応、右ふくらはぎの張り、左ふくらはぎの張りなどなど怪我もあり満足にプレーできない時間も長くありました。その翌シーズンもアーセナルでプレーしています。
冨安健洋の日本代表での経歴
2013年にU-15で初代表入り
冨安健洋選手が初めて代表入りしたのは2013年、U-15日本代表のミャンマー遠征でした。その後も2014年のAFC U-16選手権、2015年の国際ユーストーナメント(U-17)inミンスクやPanda Cup(U-18)など、年齢制限のある日本代表に常連のように召集されました。
2016年のAFC U-19選手権では安定したディフェンスを披露。日本の初優勝に貢献しました。
キリンチャレンジカップで日本代表初召集
2018年のキリンチャレンジカップで日本代表トップチームに初召集されました。10月12日に行われたパナマ戦で日本代表初出場、10代で日本代表デビューを果たしたのは2012年の宮市亮選手以来で、センターバックの選手としては史上初のことでした。
2019年のAFCアジアカップでは大会最年少出場や日本人最年少ゴールを更新する活躍を見せ、日本代表の準優勝に貢献しました。2021年には東京オリンピックにも出場しましたよ。
カタールワールドカップで活躍
2022FIFAワールドカップアジア3次予選では4試合出場し、11月に行われた本戦にも召集されました。大会直前にハムストリングを負傷し、コンディションが万全ではなかった冨安健洋選手、グループステージでは主に後半からの途中出場になるなど出場時間が制限されるもグループステージ突破に貢献しました。日本代表初のベスト8進出を懸けたクロアチア戦では本大会初のスタメン出場、延長戦に突入した本試合120分を戦い抜きましたが、日本代表はPK戦の末、敗退となりました。
最後に
今回は冨安健洋選手のプロフィールや経歴について紹介しました。
世界の舞台で躍動する冨安健洋選手。これからの活躍にも要注目ですよ!