ツミキはボカロPではなくアーティスト?歌詞や楽曲への細かい演出・仕掛けから溢れる魅力とは

ボカロP、ではなくアーティストである『ツミキ』の魅力について紹介します。

Youtubeでボカロ曲を聴くと、「あなたへのおすすめ」でツミキのモノクロなサムネイルのMVが出てきたことはありませんか?

この記事では、そんなオシャレでスタイリッシュなメロディに叙情的な歌詞を載せるボカロ曲を作るアーティスト『ツミキ』の魅力について解説します。

ツミキとはどんなアーティストなのか

ツミキとは、ジャンルとしては主にボーカロイド曲を発表し、活動しているアーティストです。

初投稿は、20171215日にニコニコ動画に投稿した『トウキョウダイバアフェイクショウ-ia』です。

特に人気な曲は『リコレクションエンドロウル-miku』で、こちらはYoutube1,029,647回再生されています。(2021年4月現在)

新曲が投稿されるとTwitterで『ツミキさん』がトレンド入りするほど、今注目のアーティストです。

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なぜ、ボカロPではなく、アーティストなのか

一般的に自身で作曲したボーカロイド曲をアップする活動をしている方々の総称は「ボカロP」ですが、ツミキは2019316日にこんなツイートをしています。

このように自身でアーティストでありたいと明言しているため、この記事ではアーティストとしてのツミキをご紹介します。

上記のように音楽活動へのこだわりが深いところもツミキの魅力の1つです。

ツミキの魅力とは?

新曲投稿すればトレンド入り、動画投稿サイトでは100万回再生するなど、ファンが多くいるツミキですが、彼にはどんな魅力があるのでしょうか。

ファンである私が具体的に解説していきます。

叙情的でこだわりの深い歌詞

ツミキの曲の歌詞には、意図的に統一感が作られているものが多いです。

小説の一節のような歌詞が叙情的で、これがスタイリッシュな曲調ととてもマッチしています。

MVを見るとわかりやすいのですが、この曲の歌詞はそれぞれが11つ文章になっており、その文章の全てが句読点込みでそれぞれ丁度原稿用紙の22マスに収まるようになっています。

この曲は拍が次々と変化する変拍子の曲なので、これを完成させるだけの努力と才能が見られ、こだわりを感じさせます。

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ツキミの曲にはさまざまな演出や仕掛けがある

上記で紹介した『スイサイ/アンブレラ/ロクガツ/ドライフラワ』では、雨を連想させる歌詞がありますが、ドラムのリズムがまるで豪雨のように鳴っており、歌詞以外でも曲をイメージさせる演出となっています。

この曲の間奏は、間奏/豪雨と明記されており、明言はされていないですが、まるで実際の雨の音が使われているように聞こえます。

また、2021421日現在、ツミキが発表している楽曲のタイトルは全てカタカナになっています。

さらに初のフルアルバム『SAKKAC CRAFT』では、発売日が初投稿から約”3”年後で2月3日(ツミキの頭文字として表記できる23)、さらに収録曲の合計時間が30分00秒となっており、曲順も2曲ごとに文字数が3、2文字ずつ減っていくなど、こだわり抜いた仕掛けがあるということがわかります。

気持ちが良いリリースカットピアノのソロ

ツミキの曲は、高速で刻まれたピアノでのソロパート、リリースカットピアノが特徴的です。

鍵盤を広範囲で使用し、変拍子も活用されたこのパート。

時には車のブレーキ音やガラスの割れる音なども間に入れたりもします。

絶妙に刻まれていくこのソロパートは聴くと思わず左右に揺れるほど気持ち良いです。

ファンの間ではこのソロパートを通称『SST』(スーパーツミキタイム)と呼ばれています。

本人はネーミングがダサいとツイートしています(笑)

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まとめ

初投稿から3年、初のフルアルバムも発売され、人気加速中のアーティスト『ツミキ』の魅力わかってもらえましたでしょうか。

初のフルアルバム『SAKKAC CRAFT』を2021年2月3日に発売してから3日後の02月6日は、さっそく新曲発表もしています。

彼の今後の活動にも期待できそうです。

2021年2月6日に公開された新曲