【WBC 日本代表】中野拓夢(なかの・たくむ)のwiki的プロフィールと経歴

2023年3月に6年振りに開催される野球世界一決定戦「ワールドベースボールクラシック」。2022年シーズンに阪神タイガースのリードオフマンとして活躍した中野拓夢選手も代表に選ばれています!

今回は中野拓夢選手のプロフィールや経歴について紹介します。

中野拓夢のプロフィール

  • 名前:中野拓夢(なかのたくむ)
  • 生年月日:1996年6月28日
  • 年齢:26歳(2023年1月現在)
  • 出身地:山形県天童市
  • 出身校:東北福祉大学

プロ入り前の経歴

日大山形高校で甲子園出場

小学四年生で軟式野球を始めた中野拓夢選手。中学の「山形シニア」を経て、日本大学山形高等学校に入学しました。

二年時は2番、二塁手として夏の甲子園大会に出場、山形県勢初のベスト4に貢献し、準決勝では前橋育英高校の髙橋光成選手からヒットを放ちました。三年時には3番、遊撃手としてプレー。しかし同年は県大会準決勝で敗退し、甲子園出場は叶いませんでした。

大学時代にはベストナインを獲得

東北福祉大学に進んだ中野拓夢選手は一年春からベンチ入りを果たします。この頃には監督の助言からスイッチヒッターにも挑戦したようですよ。

三年春、四年春秋にはベストナインを獲得する活躍を見せました。四年時の大学選手権では決勝戦でタイムリーヒットを打つ活躍を見せ、優勝に貢献しました。

社会人野球でも大活躍

三菱自動車岡崎硬式野球部に進んだ中野拓夢選手。一年目から遊撃手としてレギュラーに定着すると、同年の日本選手権で3番、遊撃手として出場し、打率.421、4打点の活躍でチームのベスト4入りに貢献しました。また、アジアウインターベースボールリーグでは大会1位の26安打や大会2位の打率.371を記録するなど、こちらでも実力を発揮しましたよ。

二年目の都市対抗野球予選では2本塁打を記録。本戦出場に貢献しています。

プロでの経歴

2021年、プロ一年目からスタメンとして活躍

2020年のドラフト6位で阪神タイガースに指名され、入団した中野拓夢選手。開幕一軍入りを果たすと開幕戦で守備から途中出場を果たし、プロ初打席で初ヒットも記録しました。

4月10日の試合で8番、遊撃手としてプロ初先発出場を果たすと、その後も順調に出場を続け、なんとオールスターファン投票で4年連続一位だった巨人、坂本勇人選手をかわし1位に選出されました!得票数は20万3009票にも上りましたよ。ちなみに、オールスターゲームでは一戦目の決勝点を押し出し四球という形でもぎ取っています。

30盗塁で新人ながら盗塁王に

一年目から135試合に出場し、525打席に立った中野拓夢選手。打率は.273、出塁率は.321と、遊撃手のレギュラーとして上々の成績を残しました。盗塁数は30で、これは同年のセ・リーグトップの数字。新人の盗塁王は史上4人目の記録であり、球団新人30盗塁も赤星憲広さん、近本光司選手に続く偉業でした。ちなみに、犠打数20もリーグトップでしたよ。

この年の中野拓夢選手の盗塁失敗数はわずか2回、盗塁成功率は.938で、盗塁王の成功率としては歴代最高タイのもの。また、歴代盗塁王の中では最小の盗塁死数でもありました。

新人特別賞を受賞

同年オフの契約更改では推定年俸3700万円で契約を更改、アップ額は大体2900万円と言われています。また、同年のNPB AWARDSでは新人特別賞も受賞しています。

2021年シーズンのセ・リーグは新人選手、及び新人王資格を持つ選手の中に素晴らしい成績を残した選手が例年以上に多くおり、なんと5人もの選手がセ・リーグから新人特別賞に選ばれていますよ。新人王には広島の栗林良吏選手が選ばれましたが新人特別賞はDeNAの牧秀悟選手、ヤクルトの奥川恭伸選手、更に中野拓夢選手と同じ阪神の同期ルーキーである佐藤輝明選手、伊藤将司選手が受賞しています。

2022年、リードオフマンとして活躍し二年連続100安打

2021年の秋季キャンプ中に下肢のコンディション不良が判明し、2022年の春季キャンプで出遅れていた中野拓夢選手。しかしオープン戦中の3月18日に一軍に復帰し、開幕戦には間に合わせました。

シーズン序盤に、不振の近本光司選手にかわりリードオフマンに定着すると、7月13日という早い段階でシーズン100安打を記録しました。オールスターにも出場していますよ。

2021年はシーズン通して1本だった本塁打は、2022年は一試合二発や、二試合連続先頭打者弾などもあり、年間で6本放ちました。

リーグ3位となる157安打を記録

コロナウイルス陽性反応のために一時期登録抹消を強いられたものの、前年同様の135試合に出場、打席数は610で前年に比べ85打席も増やしました。打率は.276、出塁率は.301を記録、157安打はリーグ3位の数字です。盗塁はリーグ4位となる23個を記録したものの盗塁失敗も7つありました。

同年のNPB AWARDSではベストナインの遊撃手部門に選出、契約更改では推定年俸7000万円で更改しています。

最後に

今回は中野拓夢選手のプロフィールや経歴について紹介しました。

大卒社会人出とはいえ、プロ入りから二年連続で正遊撃手として安定した成績を残した中野拓夢選手。WBCでの活躍にも期待したいですね。